キャビンアテンダントの年収って?待遇は良い?気になる情報を詳しく解説します。

キャビンアテンダントの年収って?

空の上で乗客の安全に気を配りながらサービスを行うキャビンアテンダントは、重労働のため収入が良いイメージがあります。 それも過去のことで航空業界の競争が激しくなっている昨今では、高給とは言えない状況です。 新卒で採用試験に合格しても契約社員からのスタートの航空会社がほとんどです。 キャビンアテンダントの給料は、多くの航空会社が契約社員として採用することで低く抑えられています。 1年更新で3年間勤務した後に、本人の希望や適正、勤務実績などを考慮して正社員として採用します。 しかし全日本空輸(ANA)では2014年より新卒を正社員で採用すると公表しています。 今後は正社員からのスタートが増える明るい兆しが見えます。

キャビンアテンダントの年収はどれくらい?

契約社員から始まるキャビンアテンダントの仕事ですが、他の仕事には見られない手当が付きます。 まず契約社員は時給で訓練期間中は日本航空(JAL)が933円、1年目が1,133円、全日本空輸(ANA)が訓練期間中は1,000円、1年目は1,235円となっています。 この時給をベースにして航空機に搭乗している場合は、1時間に月700円付加されます。 この「乗務付加手当」はフライトしていないときには付かないので、契約社員の間は年収が300万円に満たない人もいます。 キャビンアテンダントの平均年収は2014年度が525万円前後で、2002年度の平均とされる679万円とは大きく開きがあります。 しかし悲観するのは早く、年収だけではないメリットも数多くあります。 まず各種手当では、通勤、深夜勤務、ボーナスがあります。 宿泊を伴う勤務では手当てが支給されます。 福利厚生も充実していて、各種社会保険の加入、有給休暇の取得、妊娠や出産、育児に関する休職制度などがあります。 これらの福利厚生については契約社員、正社員共に同じように利用できます。 では、キャビンアテンダントは働き続けると給料は上がるのでしょうか。 平均年齢35歳で約10年の勤続年数の場合、毎月148時間働いて年収は524万円となるので目安にしましょう。

これから待遇が良くなる可能性も

不景気のときは安ければ良いと、低価格のものやサービスへ人が殺到しました。 航空業界でも激安な運賃でフライトする会社が増えて、安い方へ顧客が流れた結果、影響を受けた航空会社が多かったです。 しかし最近の傾向では安ければ良いではなく、少し高くても質の良いサービスを受けたいと考える人が増えてきました。 その証拠として空の旅は特に安全と快適さが求められているため、質の良いサービスを提供する航空会社の業績は上がっています。 それに伴ってキャビンアテンダントの待遇も上がる可能性が高く見通しは明るいです。